理事長挨拶

あたりまえのことが、あたりまえにできる社会をめざして「ふるさと」が開所して14年を迎えました。地域や関係諸機関をはじめ、多くの方々からの暖かいご理解とご支援に心より感謝申し上げます。これからも、しょうがいの有無に関わらず、多様な人の笑顔のために、共に考え、共に生きていける施設でありたいと考えております。引き続き、心を寄せて頂く皆様方からのご支援を頂きつつ、親しみのもてる心やすらぐ施設となるように創意工夫をして参ります。
高齢社会が進行する中で、誰でも心身に障害が顕在化してきます。その対処法が、未だに確立していない中、しょうがいを持つ人が、その解決策を教えてくれます。しょうがい者が社会の役に立ち、充実感を持って楽しめる社会は、万人にとっても充実した社会となるのではないでしょうか。予期せぬいろいろな困難も、しょうがい者に聴き、多くの皆様にご意見を頂き、共に知恵を出し合って試行錯誤で根気強く生き抜けば、展望は必ず拓くものと信じています。
この14年、しょうがいのある方や世間の皆様から何を求められ、我々は何をなすべきか、何ができるのか、と常に考え少しずつではありますが前進してきたつもりです。常に応援して頂いている皆様方からのご助力に感謝を申し上げるとともに、これからも変わらぬご理解、ご協力、ご支援を心からお願い申し上げます。

社会福祉法人 伍福会
理事長  中島 伍雄